

コミュニケーションや話し方で悩んでいる人は沢山います。
近年は特にコミュニケーションで悩んでいる方も多く仕事やプライベートで問題を抱えています。
コミュニケーションの悩みは人それぞれですが、ちょっとしたコツで治すことが出来ますよ。
話し方にはいくつかポイントがありますが話し方の上手い下手は聞き手側が決めます。
自分がどれだけ上手く話せていたと思っていても相手から好印象を持たれなければ良い話し方が出来る人と判断されません。
また、初対面での第一印象は凄く大切と言われています。
勿論第一印象は見た目で判断される部分もありますが、声の質や早さ、口調、大きさなどなどの喋り方でも印象は変わります。
そして第一印象のイメージはなかなか変わりません。
しかしちょっとした話し方で第一印象は変わります。
話し方のポイントは声と話し方のちょっとしたコツです。
まずは声について紹介していきます。
声の高さや大きさ等で話の伝わりやすさは変わってきます。
「自分は活舌が悪い…」「私は生まれつき声が小さいから…」と悩んでいる人もいますが
場面に応じた声の使い方や少しのコツで「聞き取りやすい声」は簡単に手に入れる事が可能です。
そもそも聞き取りやすい声とはどんな声なんでしょうか?
確かに声が聞き取りづらい人と明るくハキハキした喋り方をした人の方が良い印象を持たれるのは明白でしょう。
では聞き取りやすい声の特徴について解説していきたいと思います。
皆さんの周りにロボットのように常に同じトーンで話している人はいませんか?
いつも同じトーンや速度で話している人は何となくつまらない印象を受けてしまいますよね。
逆に楽しそうに話している人は明るい印象を受けます。
ポイントは話している時に抑揚を付ける事です。
初めのうちは意識しないと難しいかもしれませんが抑揚を付ける事によって話しているときの感情が相手に伝わるようになります。
話していても不安なそうに話していると頼りない印象を受けます。
自分に自信がなかったり、マイナス思考な気持ちが話し方に出てしまうと不安な感情が出てしまいますね。
ポイントは話す時に自信は必ず持たなくても良いのです。
ハキハキと言葉を口にするだけで自信をもっているような印象を受けます。
自信というものはいきなり身に付くものではありません。
しかし自信があるふりをする事は出来ます。
中々難しいと思うかもしれませんがチャレンジをしないと出来ようにはなりません。
声の基本は呼吸です。
よく早口になってしまう人や語尾が消えて相手に聞き取りにくい声になりがちな人は声を意識するだけで変わります。
早口になってしまう人の特徴として、話している時に息が続かなくなってしまうため最後が早口になってしまう事があります。
逆に気が抜けてしまったり意識をしないと語尾が小さくなってしまう人もいます。
ポイントは落ち着いて呼吸する事です。
普段から呼吸を意識することによって徐々に息が安定します。
まずは呼吸のトレーニングをして一定の息を吐く事を覚えると良いでしょう。
人の情報の多くは視覚が基になっています。
会話でもボディーランゲージという言葉があるとおり話しながらでも視覚でイメージを与える事も大切です。
話をするのが苦手な人でもボディーランゲージを駆使する事によって相手に感情を伝えやすくなります。
よく自分の事を話すのが苦手と感じていたり話すのが苦手だと思っている人程取り組んでほしいですね。
先程もあげた通り早口な人は勿論逆に話し方がマイペースな人も思っている事が相手に伝わりづらいと思います。
人間協調性が大切だと言いますが話すテンポも早すぎず遅すぎずがベストなのです。
皆さんが聴き手側だったらどうかと考えてみると良いと思います。
相手に伝わりやすい話し方とはどんな話し方でしょうか?
あなたは実際に話に惹き込まれるような感覚になった事はありませんか?
その時の話し手の話し方はどうだったでしょうか?
確かに話の内容も大切かもしれません。
しかし本当に大事なのは自分の感情で相手の感情を動かすことです。
コミュニケーションで大切なことは言葉ではないのです。
例えば「今日あなたに会えて本当にうれしいです」この言葉を発している人がつまらなさそうに話していたらどうでしょうか?
”うれしい”という感情は伝わってきますか?
コミュニケーションでは”聴き上手”という言葉もあります。
ここで言う聞き上手はただ相手の話を理解することではありません。
相手の話の中にこもっている”感情”や意図を汲み取るのが上手い人のことを私たちは”聴き上手”と言います。
コミュニケーションには話し手と聞き手の両方が必要です。
聞き手側の立場に立って話し方を意識すると伝わりやすくなります。
それを踏まえて話し方で意識したらよいポイントを紹介します。
皆さんは何かを説明しなくてはいけない時に一番大切な部分は何処だと思いますか?
順を追って説明する事も大事かもしれませんが、一番大切なことは「結論」を伝える事です。
皆さんは映画館で映画を見るときに上映時間を気にしないでしょうか?
もしいつ終わるか分からない映画を見てくださいと言われた時に見てみたいと思うでしょうか?
説明や報告を受けるときも「結論」が見えないと相手は不安な気持ちに陥ります。
説明や報告をするときは話のポイントを手短に簡潔に話しましょう。
状況の説明や報告をするときも自分の思いを語る前に結論から話すようにしましょう。
また、話をしている時の目線も重要です。
人見知りの人だと良く人の目を見れないと悩んでいる人もいますが、
説明や報告をするときも相手の目を見る事は重要です。
説明やプレゼンをするときにありがちなのが手元の資料やメモばかり見て話をする相手の事を見ないで話す人がいます。
やりがちなことかもしれませんが目線一つで印象は大きく変わります。
アイコンタクトもコミュニケーションの一つです。
「目線」ひとつにも自分の意図を込めてコミュニケーションをしていきましょう。
頑固な人の心理で「自分は間違っていない」「これはあたり前だと」と考えてしまう人がいますが、その意図が伝わってしまうと自分の味方がいなくなります。
人の価値観は人それぞれです。
ひとつの考えにこだわると違う考えを受け入れる事が出来なくなり自分と違った考えを持つ人に対してきつい言い方をしてしまいがちです。
しかし大抵の人はきつい言い方をされると受け入れられなくなってしまいます。
「こんな考え方の人もいるんだな」と思えるようになると自然と話し方も柔らかくなりますよ。
聴き上手と呼ばれる人は相手の立場に立って考えられる人です。
常に相手の立場になって考えられる人は相手を納得させたりまた会いたくなるような話し方が出来ます。
相手を敬うように自分自身に語りかけるつもりで接すると強い言い方や難しい言い方はなくなります。
自分がされて伝わりやすいと思う話し方は相手目線に立っても伝わりやすいのです。
相手の話しは最後まで聞いたりうなずくだけでも心地いい気分になりますよ。
相手に伝えるという意味ではたとえ話を入れると良いでしょう。
2つの文を用意しました。
「熱血漢な人」
「真夏の太陽のように熱血な人」
どちらの方が人物のイメージが湧いたでしょうか?
このようにたとえ話をいれるだけでもイメージは変わります。
何かを説明するときや相手に伝わりづらい話をするときはたとえ話を意識して入れると良いでしょう。
ここまで伝わりやすい話し方についてお話ししました。
では逆に伝わりづらい話し方とはどんな話し方でしょうか?
話し方ひとつで相手に良い印象を与える事も出来れば伝わりづらい話し方であれば変な印象を与えてしまいます。
相手に変な印象を与えないためにも伝わりづらい話し方を改善していきましょう。
「えー」 「あー」 「あのー」等会話の途中で無意識に発してしまう言葉を間の埋め言葉と言います。
皆さんもこの「えー」 「あー」 「あのー」がよく出てしまう人を見かけたことはありませんか?
話し手本人はなかなか喋ってしまっている事を気づきにくいかもしれませんが、ちょっとしたこの間の埋め言葉で聞き手側は「えー」 「あー」 「あのー」に意識が向いてしまい集中できません。
これを治すには意識を徹底して間の埋め言葉を減らす努力が必要です。
自信の話している様子を録画したり何度も練習する事により減らすことが出来るので普段出てしまっているという自覚がある人は努力をしましょう。
良く相手をリスペクトする事が大切だという人もいますが、必要以上に謙譲語を使うと間違ったメッセージを発することになります。
勿論謙譲語そのものは必要です。
しかしこんな使い方は過度に丁寧すぎるので改善した方が良いでしょう。
ご説明させていただきます → ご説明します
務めさせていただく → 務めます
拝見させていただきます → 拝見します
についてお話させていただきます → についてお話します
確認させていただきます → 確認いたします
文章は短く言い切った方が伝わりやすく、聞き取りやすいのです。
何よりも自信を持って聞こえます。
丁寧な言葉使いも大事ですが、過度な使い方には気を付けましょう。
自信がない人にありがちなのが目線が定まらない人です。
相手の目を見て話すことはコミュニケーションの基本です。
何事にも基礎が大切なようにコミュニケーションでも基礎となる土台のひとつは相手の目を見て話すことです。
基本的なことではありますが目線がキョロキョロしながら喋ると変な人と思われ信頼が得れません。
話の中で自分の事ばかり話す人っていますよね。
相手目線に立つと中々に厄介と感じる人が多いでしょう。
自分自身では中々気づかない事ではありますがまずは意識する事から始めるといいでしょう。
自分が話っている様子を録画したり友人・知人に聞いてみたりすると自分が思ってもみなかったくせが分かりますよ。
やりがちなミスとして主語がない事が挙げられます。
折角の文章も主語がないだけで話が伝わりにくくなります。
特に最近の若い人はコミュニケーションが苦手な人が多く、中には主語が抜けてしまい失敗している人もいます。
普段のLineやSNS等の文章でも主語を意識すると良いでしょう。
ここからは会話のスキルアップについて紹介します。
ちょっとしたコツで話し方を改善できるので是非参考にしてくださいね。
会話を盛り上げるために試してほしいのが「はい」「いいえ」で答えられない質問をする事です。
一度知人と「はい」「いいえ」で答えられる質問で会話をしてみるとよく分かると思いますが、すぐに会話が終わってしまうでしょう。
逆に「はい」「いいえ」で答えられない質問をすると会話が広げやすいです。
話が続かなかったり話の間の沈黙が気になる人はトライしてみるとよいでしょう。
ここまで何度か相手の立場になって話を聞く事が大切だと話していますが、人と人が仲良くなるためのポイントとして共感力が挙げられます。
共感力がある人というのは相手の事を理解している人であります。
皆さんも自分のつらい悩みや経験を理解してくれるとうれしくなった経験はないですか?
共感できる共通点を沢山見つけると人と人はより仲良くなれますよ。
人前に立つと緊張してしまう人の気持ちを考えてみてください。
緊張した時のコミュニケーションと普段家でリラックスしている時のコミュニケーションに違いを感じないでしょうか?
逆に言うと普段家でリラックスしている時の感覚で人前に立っても話が出来る状態であればどんなコミュニケーションが取れるでしょうか?
今皆さんが想像した通りコミュニケーションは常にリラックスしていると会話も弾みます。
少しずつでよいのでどんな場所、物、人が相手でもリラックスできるように努力を続けましょう。
基本的な所ではありますが返事をする事は本当に大事です。
朝の挨拶や質問を投げかけられた時に返事をする事は勿論ですが、相手が怒っている時や話を聞いてほしい時にも相手のその気持ちを受け止める事が大切です。
相手が自分の気持ちを受け取ってないと感じると不安な気持ちになります。
それにより余計に怒ってしまったりしてさらにコミュニケーションが取りづらくなってしまいます。
コミュニケーションとは自分の気持ちを伝える事です。
自分自身の気持ちはたとえ言葉とは正反対であっても伝わります。
例えば「今日すごくうれしかったことがあるんだよね」と話している人が凄い暗い顔をしてまるで葬式帰りみたいな表情で話していたらどうでしょうか?
きっとうれしい気持ちは伝わらないと思います。
言葉の中の感情はそれぐらい大切です。
普段から自分の気持ちを言葉に乗せるトレーニングをしましょう。
声も話し方も改善するには知識と実践力も必要になります。
得た知識を最大限に活かした実践トレーニングをすることで効果的にコミュニケーションが改善できます。
話し方を改善すると、良い人間関係を構築でき、ストレスもなくなります。
職場やプライベートでの人間関係を構築するために、正しいコミュニケーションの方法を学ぶことで、より効果的に良好な関係を築くことができます。
また、それが対人への自信になっていきます。
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